2013-12-08
土日,毎週のように通っている嫁ちゃんの実家から帰ってきて,荷物を片付けて,ちょっと仕事して,いつものように,いつのまにかコタツで寝落ちしていました。
部屋が乾燥してきて,(顔かゆいよ〜。お風呂入らないとまずいよー)と思って体を起こしたのが午前2時半ごろでした。
お風呂でシャワーをあびて,入浴後3分以内のスキンケアをして,リビングに戻ってきました。午前3時2分です。
ふと目をやるとスマホが光りました。
偶然です。ほんとうに偶然,スマホを見たのです。
いつもだったら(さすがにこんな時間に嫁ちゃんもメールはしてこないよな,あとで見よう…)と思うのですが,そのときはなぜかスマホに手が伸びました。
すると,寝起きでシャワーを浴びた私の目を,さらに見開かせるメッセージが・・・!
『家を出て病院に着きました。』
何ということでしょう。たしかに,いつ生まれてもおかしくないと言われていましたが,(このタイミングか!)
すぐに『わかりました。今から向かいます!』とだけ返信しました。
そして,考えてみたらそんなメールは見る余裕はない気がします。
たぶん,お義父さんとお義母さんが同行しているはずなので,お義母さんに電話して「これから向かいます。」と伝えました。
ここからは急ぎつつも冷静に。
出産のときは慌ててしまうから,あらかじめ誰が何をどうするっていうダンドリを決めておこうと,以前に二人で話し合ったことを思いだしました。
とはいっても,こんな時間です。さすがに私の両親も起きないかもしれないし,起こしたからといってすぐに駆けつけるわけでもないでしょう。(そういう話もしていたので)
そこで,両親にはメールで知らせておいて,朝になったら電話することにしました。
仕事のほうはどうしようもありません。
机のわきにいつでも出せるようにと「配偶者の出産に伴う休暇」の届は用意してありましたが,これを提出することは不可能です。
こちらも教頭先生が出勤される頃合いを見計らって連絡するしかありません。
授業も補欠か交換で対応してもらうしかありません。最近,ワークをやらせずに,こういうときのために取っておきました。
さて,そんなことを考えつつ,着替えを済ませました。運よく風呂上がりです。ざっと頭も乾かしました。
土日の荷物もほぼそのまま持っていくことにします。
なんか震災の夜を思い出してしまいました。あのときも何を持ち出せばいいのかと気持ちが焦っていました。
さて,たぶん準備万端です。つぎ,いつ家に戻ってくるのか分かりません。
スマホは車の中で充電することにします。
着替えももちました。カメラももちました。仕事道具ももちました。クスリも持ちました。
家電のコンセントは抜きました。換気扇も止めました。
キイロイトリたちも出陣の用意ができています。
午前3時半,いざ,出発です。
途中,セブンイレブンに立ち寄って,ペットボトルの水とウィダーを3つ買いました。前日に「ひよこクラブ」かなにかを読んでいて,出産体験レポートにこの2つが必要と書いてあったからです。自分用にコーヒーも。
道中は落ち着いていました。
スティーブ・ジョブズのオーディオブックを聴いていました。もう3回目くらいです。
眠くならないように,エアコンは切りました。USBのヒートクッションとひざ掛けだけ使いました。
トラックや商用バンがすごいスピードですれちがったり,追い抜いて行ったりしました。
あくまでも冷静に。ここで私が事故を起こしてしまったら何にもなりません。
道路は凍っていません。雪も降っていません。ずっと静かでした。
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