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中経出版、大谷由里子、2009年、1400円
ファシリテーターの資格を取ってから、何度か講師として仕事をしてきました。
震災関連の勉強も続けなくてはならないし、ファシリテーターとしてスキルを磨く勉強もしなくてはなりません。
今後、講師として年間数件の依頼をこなすにしても、自分が講師としてレベルアップするために必要なことがあるかもしれないと思ったので、読んでみました。
著者はもと吉本興業のマネージャーの方のようで、芸人さんたちのニュースでも話題になっていた契約書についても、少し触れられていました。
目次
はじめに
第一章 講師に必要な心構えは「志」! 〜マインド編〜
1 講師とは何か?
講師を頼まれたら、あなたの世界を広げるチャンス
「寝かさない講師」になろう
マイクとマインドがあれば世の中は変えられる
「かけてもらいたい言葉」という目標を持つ
2 目的を明確にする
まずは「何のため」に話すのかを考える
講演のゴールを決める
メッセージはとことん追求しよう
講師の役目は社会への恩返し
3 「志」を持つ
何を伝えるために呼ばれたのか
熱い「志」が「伝わる」工夫を生む
自分がやらなければ誰がやる!
「伝わる」から「伝える」へ
三種類の講師別・求められるもの
第二章 講師になったら知っておきたいスキル・テクニック 〜実践編〜
4 台本を作る
五分ネタをたくさん作る
不幸すぎる経験もネタになる
話がどんどん広がるネタ帳作り
「例え話」で聞き手は身を乗り出す
人の心は「挑戦」と「共感」で動く
失敗体験は共感をえやすい
成功体験は「スキル」に落とし込め
「離陸の瞬間」を語ると聞き手は「ハッ」とする
「事実を飛躍させ、誇張して話す」技術
5 メリハリをつける
最初の三分、「ツカミ」で勝負!
聞き手を安心させる「まず結論から」の鉄則
「思い」と「スキル」はワンセット
「へー」「ホー」と夢中にさせるコツ
五分ネタの中に起承転結を
クイズタイムで聞き手を引き込む
「語呂合わせ」で印象に残す
説得力に欠けるときは、「人の言葉を借りる」
講演の余韻はシメしだい
6 ブラッシュアップする
ほかの講師の話は必ず自分に生かす
アンテナを立てて、スキマ時間も情報収集
自分の姿をビデオ撮影してみる
やっぱり声は大きいほうがいい
「五つのS」を意識する
小道具を使って聞き手を引きつける
本番用で使える「3ポイント式アンチョコ」
「これが最後の公演」という気持ちで
7 前日までの準備
主催者の意図は、はずさない
事前打ち合わせでは、できる講師の必須事項
相手の情報を入手しておくと喜ばれる
早めに行って会場の下見をする
健康管理で穴をあけない
コスプレもアリ!衣装で聞き手を引きつける
講演前の「必要なものリスト」
未来につながるレジュメ作り
懇親会からうまく抜け出せる魔法の一言
8 当日、本番前にすること
あがるのは、当たり前のこと
ホワイトボードのペンは必ずインクが切れている
プロジェクターに頼りすぎない
9 本番中のテクニック
寝ている人は、いじり倒せ
楽しく話せば、楽しく聞いてもらえる
ツカミの三分、「笑わせる」には?
「うなずきくん」を見つける
質問タイムを引き締めるツボ
10 アクシデントに対処する
早めの行動があなたを救う
信頼は、台風からのプレゼント
時間通りに終わるにはちょっとしたコツがある
非常事態! 講演中にトイレに行くワザ
鳴った携帯電話は、「突っ込み→笑い」
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