【読書】「仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか」
2017-08-13


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ビジネスマンが「探し物」に充てる時間は、1日に30分もあるそうです。

そうすると1ヶ月で22時間、年間で132時間もかかっているそうです。

さらにこれを給料(お金)に換算すると…。と例が載っています。

ここまではよくある話ですね。私が取り上げるまでもないです。





この本の面白いところは、

単純に「デスクを徹底的にきれいにする、それを維持する」

というだけでなく、

それがどうして「仕事ができる人」につながるのか、

というところまで踏み込んだことでしょう。



例えば、

「仕事の状態」
 ・忙しい ・余裕がない ・追われている ・混乱 ・押しつぶされそう

 ↓↑

「デスクの状態」
 ・モノや書類が溢れている ・資料が散乱
 ・パソコンデータがグチャグチャ ・必要な物といらない物が混在

 ↓↑

「頭の中の状態」
 ・整理がつかない ・仕事の優先順位を見極められない
 ・すぐ混乱する ・問題解決できない



という悪循環を起こしているというのです。まさに1学期の私です。

やはり手っ取り早いのはデスクの片付けですね。

以下、自分で参考になったエッセンスだけを取り出しておきます。





【片付けの基本動作】
step1 外に出す
     片付けたい場所の物を、とにかく全部1か所に出す
↓ 
step2 分ける
     減らす基準を決めて、「要」「不要」に分ける

step3 減らす
     step2で「不要」とした物を減らす

step4 しまう
     手元に残った物を配置などを考えず、とにかく元の場所にしまう



なるほどと思ったのは、step4で工夫も何もなく、元の場所に戻すということです。

片付けが苦手な人は整理(物を減らす)を徹底して行ってから、整頓に入ることが大切だそうです。

また、デスク周りを細かく分割して、1か所ずつ片付けていくというのも大事だと思います。





【保管と保存は別である】

●保管する書類
 特徴
 ・業務で日常使用するもの
 ・修正、追加、削除が可能

 しまう場所
 ・オフィス内のデスクの引き出し、ロッカー、共用棚など

 処分の目安
 ・プロジェクトや年度ごとにファイルを仕分けし、それぞれ保存に移すタイミングを決め、時期がきたら保存処分と処分書類とに分ける



●保存する書類
 特徴
 ・現状のまま置いておくもの
 ・修正、追加、削除は不可

 しまう場所
 ・オフィス外の倉庫、トランクルーム等またはロッカー等

 処分の目安
 ・社内規定や法定期間に従って、一定期間(1年〜10年くらい)を経てから処分する。永久保存書類は例外。


これが難しいんですよね。どれが保管で、どれが保存か、誰も教えてくれないのです。

書類を渡されて「綴じといて」なんて言われますが、どこに綴じるのか、いつか必要になるのか(なったことは1度もない)、まったくわからずに「はぁ」と受け取っています。

まぁそのときに聞けばいいんでしょうけど、実は渡した本人も分かっていないというのが本音でしょう(人に渡す=自分で管理しなくて済む)。





【正のスパイラル】

いつも時間に余裕がある
 ↓
片付ける時間がある
 ↓
いつも身の回りがスッキリ片付けている
 ↓
物を探す時間が最小限ですむ
 ↓
いつも時間に余裕がある





〇整理で常に「物」を分けることが、仕事で扱うさまざまな「事」の、何が重要で、何を後回しにすればいいかを、判断する訓練になる


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