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先日,研究授業を行い,その略案のなかで「協働学習」という言葉を使いました。
そしたら,他の先生に「協働」のところを「共同」へ直されました。
その先生が「協働学習」を知らないのか,自分が「協働学習」の使い方を間違っていたのか,判断はつかないです。
しかし,「じゃあ協働学習ってなに?」と聞かれても,字から想像する以上のきちんとした説明ができる自信がありません。
そこで,「協働学習」とは何か調べて,自分なりにまとめてみました。
【協働学習】
○文部科学省の定義
協働学習とは「子どもたち同士が教え合い学び合う協働的な学び」でする。
学びのイノベーション事業の報告書では,具体的な活動として「タブレットPCや電子黒板等を活用し、教室内の授業や他地域・海外の学校との交流学習において子供同士による意見交換、発表などお互いを高めあう学びを通じて、思考力、判断力、表現力などを育成すること」
学びのイノベーション事業における協働学習の活動内容の分類
活動1 発表や話合い
:考えや作品を提示・交換しての発表や話合い
活動2 協働での意見整理
:複数の意見や考えを議論して整理
活動3 協働制作
:グループでの分担や協力による作品の制作
活動4 学校の壁を越えた学習
:遠隔地の学校等との交流
○大辞泉の定義
学習者が相互に協力しながら、共通の目標や課題の達成を目指す学習
【協同学習】
協同学習とは、小グループ(男女混合4人班を基本とする)でお互いに力 をあわせ、助け合いながら学習を進めていく集団学習
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[URL] より
共同と協同と協働は、複数の人や団体が事にあたるという意味で共通し、どの表記を用いても良い場合もあるが、使用する場面・ニュアンスの違いによって表記が限られたり、使い分けされることがある。
共同には、力を合わせて事を行うという意味のほか、同じ条件・資格で結合したり、関係するといった意味もある。
同じ条件で使用する意味の「共同トイレ」や「共同墓地」などに、「協同」や「協働」の表記は用いられない。
協同には、共に心と力を合わせて物事を行う意味があり、互いに協力するといった精神面を強調する際に用いられることが多い。
協同組合は、業者や消費者などが、事業や生活の改善を図るために組織される団体であるため、「協同」の表記が用いられる。
協働は、協力して働くという意味。
協同も協働も、同じ目的に向かって力を合わせ物事を行うという意味では同じだが、協同は役割分担などが事前に決まっていることが多いのに対し、協働はそれぞれができること、得意分野のことをする場合に用いられることが多い。
また、どちらも一緒に行動するとは限らないが、協同よりも協働の方が、より一緒に行動するという意味合いが強い。
(こんなサイトもあるんですね〜,すごい!)
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ということでした。だいぶイメージがわきました。
特に文科省が定めている定義に沿っている場合には,協働学習という言葉を使っても差し支えなさそうです。
また,何が違うの?と言われたら,共同トイレと協同組合を引き合いに出せば伝わりそうな気がします。
やっぱりなんでも調べてみるものですね。
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