2012-03-10
どうして理科を学ぶのか。理科を英語で言うと,Scienceと言われる。しかし,Scienceは「科学」である。「理科」ではない。
「科学」とは「数値や式をもちいて,誰にでも正しく伝わる言葉で説明した,再現の方法や考え方」のことである。
「理」と「科」のうちの「科」が科学であるならば,「理」とは何か。
「理」は訓読みすると「ことわり」となる。物事の道理,真理のことである。
つまり,真理を科学することが,「理科」である。
では真理とは何か。意訳すれば「まちがいのない決まり」である。
まちがいのないものとは,どこにあるのだろうか。
それは,変わることのない自然である。
あるいは,まちがいのない自然の変わり方である。
それを昔は哲学によって研究した。そして自然を考える人たちを,自然哲学者と呼んだ。すぐ思いつくところだと,ファラデー,ニュートン,レオナルド・ダ・ヴィンチ,・・・アリストテレス。
哲学を今の教科に当てはめてみると,「道徳」である。道徳とは,人のよりよい生き方,人としてのよりよいあり方を学ぶ教科である。
人は,動物と同じようにただ生きるのではなく,さらに理性で学ぶことによって,よりよく生きようとするところに,文明・文化がある。
「理科を学ぶ」とは「自然から,自然を通して,よりよく生きるとはどういうことか,学ぶことである。」と言える。
とりあえず,思索は今はここまで。私もまだまだ勉強です。
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